転職成功のカギはポジティブ思考!これしかない!!

隣の芝生は青くみえるし、レストランに入って、隣のテーブルに運ばれたお料理はとても美味しそうにみえる。シマッタ!。そっちにすればよかった。
そっちのほうがよさそう・・・という、現状に満足できない心は、少なからず、誰も心の奥底に潜ませていると思います。

転職に際しても同じことが言えます。他所はなぜか、よく見えます。
〇〇のはとっても給料がいいみたい。福利厚生もしっかりしていて、残業も少ないらしい・・・etc

看護師の場合、専門職の特性や、病院は全国どこにもあって、職場選びの選択が豊富であり、いっぽうで慢性的な人手不足で、人員を確保したい病院側のニーズもあり、ナースは他業種に比較して、転職が多い職種といえます。
SNB(スマートナースブック)のアンケートでも転職経験ありと回答したひとは61%で、いかに転職がおおいか、その様子がみてとれます。
看護婦
そうはいっても 現実は、転職先で新たな仕事を覚え、新たな人間関係を築いていくことには大きなエネルギーが必要です。仕事内容や勤務体制、給与などできるだけ理想に近い職場で、長く安心して働きたいという思いは誰もがもっているし、当然の心理です。
それは採用する病院にとっても同じで、信頼できるナースに長く活躍してもらいたいものです。

せっかくの転職を実りあるものにするために、重要なポイントを抑えておきましょう。

看護師の転職状況

先のアンケートで、看護師の6割以上が転職経験者ということで、その理由も聞いています。

理由
①目標が実現できる環境へ変わりたかった・・・34%
②家庭の事情   ・・・・23%
③人間関係    ・・・・10%
④勤務時間や勤務体制・・・17%
⑤給与体系・昇給・・・・・ 9%
⑥その他     ・・・・ 8%

④と⑤は 現状の待遇改善を求める転職者で25%もいる。

前向きな姿勢が転職成功のカギ

転職理由のなかで、ズバリ前向きさが表われているのは唯一、①の「目標が実現できる環境」だけかも知れません。
これとて、目標実現を阻むものとして、根底に②③④⑤を含んでの回答かも知れません。
③の人間関係、④勤務時間や勤務体制、⑤給与体系・昇給という3つには、それぞれが「嫌だった、不満だった」などの、ネガティブな思いが潜んでいそうです。

とはいえ、受け入れ側である病院も、日ごろからナースの待遇改善に取り組んでいるはず。そんななかでお金のことや勤務時間ばかりを主張されても、「この人と働きたい」とは思ってもらえないのではないでしょうか。

婚活で、高学歴、高年収、背が高いなどを前面に押し出す女性に、男性はおもわずあとずさりしてしまうそうですが、それとまったく同じですから、そのへんの感覚は理解しやすいと思います。

そこで考えてもらいたいのが、実態はネガティブな理由でも、それを前向きな転職理由にポジティブ思考に変える方法です。

不満⇒「勤務時間が長い」・・・
「だから、短そうな条件のよさそうな、この病院を選びました」

前向き⇒「工夫努力して、もっと短くしたい」・・・
「作業効率をあげるために自分なりに工夫をしてきたつもりだが、労働時間の短縮に取り組んでいるこの病院に興味があり、ぜひ働いてみたい

例えば「勤務時間が長い」という不満は「もっと短くしたい」という希望と表裏一体です。そこで、勤務時間を短縮するために、自分は何をしてきた?何ができる?」を考えるのです。

振り返ってみれば、個々人が、仕事の効率化のためにさまざまな工夫努力をしていると思います。それらをさらに追求し、実践していくために「労働時間の短縮に取り組んでいるこの病院で働きたいと思いました」と説明できるようにするわけです。

不満があるということは、希望や理想があるということであり、理想に近づくためにまずは現在の職場で行動し、それをさらに発展するために転職する、そんな前向きさが、転職成功のカギになります。

逆に言えば、今の職場でまだやれることがあるようならば、あなたにとって転職には時期尚早かも知れません。

面接では過去・現在・未来の連続性を問われる

面接では、退職理由や応募先を選んだ理由、転職後にやりたいことなど、さまざまな質問をされます。
ここで面接官が注目しているのは、まず第一に、前述の前向きさです。そしてこれは、第二の注目点である「過去・現在・未来の連続性」というキーポイントとも関連しています。
The nurse who takes the blood pressure of a male patient

転職者の採用にあたって病院側は、実務経験に期待しています。同一の診療科目で転職する際はこの点が非常に明確です。
では、別の診療科目に移る際は振り出しからのスタートになるかというと、まったくそんなことはありません。

先にあげた仕事の効率化は、この例にあてはまります。
患者さんとの関わり方など、特定の看護テーマも連続性のあるものと言えます。
つまり、「自分はこれまで、○○について興味をもち、力を注いできた。それをさらに発展させるため、この病院を選んだ」
という具合に、過去と未来がつながる説明をするのです。

あなたのキャリアの方向性と病院の目指す方向性がマッチしたとき、両者が納得できる転職が実現するのです。

転職のながれ

1 「なぜ転職をするのか?」を考える
前職の退職理由は、面接で必ず尋ねられる質問。「お給料が安い」「仕事が忙しくていや」など、ネガティブな理由は受け入れてもらいにくいものです。また、明確な目的なしに転職すると、転職先を絞り込めないうえ、新たな職場でも不満が膨らんでしまいます。「自分は○○がしたい。そのためには今の職場ではなく、○○な職場が適している」といった具合に、転職の理由を明確に語れるようにしましょう。

2 キャリアを整理する
これまでに携わってきた業務や、そこで見に付けた知識・技術などを書き出していきます。ここで整理した内容が職務経歴書のベースになるとともに、面接時の自己PRの材料になります。

3 求人情報を探す
求人情報サイトや求人情報誌、新聞などの折り込みチラシ、口コミなど、情報を集める手段はさまざま。①で考えた転職理由や②で考えたこれまでのキャリアが活かせるかどうか、さらに勤務体系や給与などの条件を組み合わせながら、応募先を絞り込みます。

4 応募する
応募には履歴書に加え、職務経歴書の提出を求められることがほとんど。職務経歴書は重要な選考材料であり、面接時の質問の土台ともなるので、①~②で考えた内容や、③で考えた「なぜこの病院を選んだのか」を整理して記入しましょう。誤字脱字がないかも十分にチェックしてください。

5 面接
リラックスして、転職理由を自己PRをしっかりと語りましょう。面接は病院が応募者を選考する場であると同時に、応募者が転職先を見極める場でもあります。事前に質問したい事項をメモしておき、面接の場で確認するようにしましょう。

自己PRに関していえば、「自分が〇〇の工夫をして患者さんに接し、感謝され、自信がもてるようになった」など、具体例も思い出してメモしておきましょう。

6 内定~退職
内定の連絡を受けたら、給与など、入職にあたっての条件を書面で確認しましょう。現在の職場へ退職を伝えるのは、退職の一ヶ月前までに、職場の上司に伝え、その後、業務の引継ぎを行ないます。

7 新たな職場で勤務開始
いつ、どこへ、誰を尋ねていけばいいのか事前に確認を。出勤初日の持ち物も聞いておきましょう。

転職とお金のきっても切れない関係

転職の大きな動機にもなるお金。給与アップを目指して転職を考える人も多いのですが、本当にその目標をかなえることはできるのでしょうか。
答えは表1にあるように、同一企業に働き続けた場合と比べると、生涯賃金は軒並みダウンという結果が出ています。

If I work even 60 years old, how much will the income be?A chart of percentage reduction of lifetime wage by change of occupation. If you change your occupation, does payment fall?

表2グラフと表3グラフは、転職によって給与が1割以上増えた人の割合から、転職によって給与が1割以上減った人の割合を引いた数字です。
DI(デュフュージョン・インデックス)と呼ばれ、数値が大きいほど給与アップを果たした人が多いことを示します。残念ながら、業種別にみると医療・福祉はワースト1です。

DIを年齢別に見ると、20代前半以外は低い数値、あるいはマイナスを示しています。また、表3にあるように、40代での転職は生涯賃金の減少率が、他の年代以上に大きくなっています。つまり「いつ転職するか」も重要なテーマです。

しかし、転職の目的は必ずしもお金だけではないはずです。生活に比重を置いたワーク・ライフ・バランスを求めた転職の場合、これらのデータとは違った指標で満足度を考える必要があります。やはり、大切なのは「なぜ転職するのか」をじっくりと考えることだと言えそうです。

まとめ

看護師の転職に筆記試験はなく、面接の比重がとても高いです。病院紹介エージェントでは、面接に同行してもらえるところもあるぐらいです。いかに前向きな姿勢を感じ取ってもらえるかがカギになります。ご自分が値踏みされるわけです。
常日頃からポジティブ思考を心がけ、人生がよい方向に向かうことを信じて、明るくお仕事に取り組んでください。

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